ブレイク3:日本語の曖昧さ・・・具体的に言うと??

ブレイクタイム

はじめに

「曖昧さ」と書くと、悪いイメージの方が強く出てしまう気がしますが、私は決してそんなつもりで書いたのではありません。はっきりしない、確かではないといった意味ですが、それが日本語の持つ良さでもあると思うからです。良いところもあれば、悪いところもある。それが日本語の持つ良さだと思います。

突き詰めて考えよう

そんな日本語だからこそ、突き詰めて考えなければならない時があります。

例えば主なものとして、人材採用のとき、部署で一丸となって取り組むとき、評価項目の設定等々です。

  • いい人材が欲しい。
  • うちの会社らしく!
  • 責任感を持って!!

こんな感じです。

「いい人材」とは、どんな人材ですか?「いい人材」は会社によって様々だと思うのです。

「うちの会社らしく」もそう。らしいって、具体的にどんな状態を指していますか?
これは、上司が部下に対して指導するときに、「あなたらしく」と使う場面でも同様のことが言えます。「あなたらしい」とは、どのようなキャラクターを指しているのか?評価項目でもよくみられるのが、「責任感を持って職務に取り組んでいる」といったもの。しかし、どこまでの行動、範囲を責任があるとするか、その定義は人によって様々です。

おわりに

このように、つい日常的に便利なので使ってしまう単語ですが、よくよく突き詰めて考えてみると、?だったりすることがあるんですね。人によって様々に捉え方があるぶん、具体的に◯◯ということだ!というところまで掘り下げておかないと、共通認識に至っていないため注意が必要です。

特に企業活動をしていく時には、気をつけていきたい点と言えるでしょう!!

佐藤 正欣

佐藤 正欣

SRC・総合労務センター 特定社会保険労務士。株式会社エンブレス 代表。専門は人事・労務。

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