ブレイク4:新型コロナウィルスの影響は…

ブレイクタイム

今日のニュースで、東京都の新規感染者が100人を超えたことを確認したと公表されました。これは解除後として最多とのこと。

一方で、緊急事態宣言が解除されてからというもの、日本経済は、どうにかこうにか(無理矢理でも)動かしている印象を受けます。このどうにかこうにかの波に押され、色んな物事が自粛から再開への動きがみられます。

だからなのか…。
あれだけ休業のことだったり、雇用調整助成金の手続の煩雑さだったりと、様々に注目され、連日騒がれてきたのに随分と静かになったなぁという印象を受けます。

もちろん、手続の簡略化をはじめ、1日あたりの給付上限の引き上げ(8,300円→15,000円)、助成率の見直しも行われたため、ひとまず落ち着いたという見方もあると思います。

私の事務所にも、様々なところから届いていた相談の声も、3月下旬から4月中のそれと比べると、明らかに減りました。

しかし、まだまだ予断を許さない状況にあるという点は誰しも疑いのない事実だと思うのです。経済活動は元通りにはなっていないし、未知なる新型コロナウィルスの全容が解明された訳でもないからです。

でも、なんとなーくですが、巷の空気感としては、ひと段落したような感じを受けます。これは、全国で緊急事態宣言が解除されたことが大きいのかなと。でもまだまだこれから予断を許さないと思うのです。

それは、当初は主に観光業や飲食業が大きな打撃を受けた訳ですが、ここにきて他業種(製造業等)への影響が出始めているように思うからです。当初はそこまでの影響は出ないかな?と考えられていた会社に影響が出始めてきていることが特徴的です。

ここにきて、これまで休業せずに助成金申請もしてこなかった会社が雇用調整助成金の活用を考え出し始めました。緊急事態宣言時ほどのドーンとした大きなインパクトはないものの、じわじわと他業種への影響が出始めています。改めて新型コロナウィルスの怖さを痛感しているところです。

だから?と言われてしまえばそれまでですし、現時点で効果的な有効策がある訳でもありません。

ただ、いまもってこういう状況下にあるという認識と、まだまだゴールまで先が長そうだ…という腹づもりを、するのと、しないのとでは、その後の行動や結果に大きな違いが生じると思うのです。

経済が再開し社会が動きつつあるため、特に感染拡大が顕著ではない地方では、つい忘れてしまいそうになります。

でもまだ終わってない…影響は他業種にも出始めてるゾ!そんなことを感じる今日この頃です。


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佐藤 正欣

佐藤 正欣

SRC・総合労務センター 特定社会保険労務士。株式会社エンブレス 代表。専門は人事・労務。

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