年度末に差し掛かり慌ただしいですね。
私の事務所も、労働保険の年度更新業務が入ってくるので、これから忙しくなりそうです。
さて、セミナーのご依頼をいただきまして、先日の日曜日に介護業界の方々を対象としたマイナンバーセミナーの講演をしてまいりました。
一般の方からすると、介護事業者とマイナンバーって繋がりがないように見えると思います。しかし、改めて考えると、めちゃくちゃ繋がりが深いのです。だって、介護保険が影響してきますから・・・。
介護保険の申請書類も様式改正がされ、個人番号記載欄が追加されました。
利用者さんの個人番号をどのように取り扱うべきか?
これは各現場(特に施設)で本当に悩ましく、業務に携わられている方々は、ご苦労をされている事項の一つだと思います。
それに、介護や医療に携われる方々って、ホスピタリティーに溢れた方々が多いんです。
自らが動くことで、利用者さんが楽できるなら・・・と、ついつい諸々のお願い事を引き受けてしまう。
これはこれで本当に素晴らしいことなのですが、マイナンバーとの関係で考えると、良かれと思ってしたことが、後々に大きな問題(リスク)になりかねない危険性を抱えていることもあり得ます。
そこで今回は、
- 利業者が利用者さんのマイナンバーを管理しても良いの?
- 利用者さんが認知症を発症されている場合の対応は?
- 介護事業者が、利用者さんのマイナンバーと、どのように関わっていけば良い?
- どのような点に気をつけるべきか?
・・・等々について、2時間ちょっとお話させていただきました。
最後の質疑応答では、今まさに現場で起きている実務と絡めた質問もいただき、介護事業所が抱えるマイナンバーに対する問題を改めて痛感した次第です。
冒頭から最後まで真剣な眼差しで 受講いただき、私自身も大変有意義な時間を過ごすことができました。この場をお借りして御礼申し上げます。