ブレイク1:客としての品格

ブレイクタイム

「お客様は神様」
なんだけど・・・
「すべての客が神様なのではない!」

これ、私の持論です。

いきなり何だ!?と思われるかもしれませんが、
改めてこれを考えさせられる場面に遭遇したのです。

つい先日、私が入ったあるお店での出来事です。

店内はご飯時で混んでいる時間帯。
お客さん達は、入口に並んで順番を待っていました。
私もその列の一番後ろに並びました。

そこから店内を覗くと、どの店員さん達も、
てんてこ舞いで働いています。
そして、誰の目からみても、キチンと
された接客対応をしていました。

そんな時です。
並んでいるお客さん達を無視して、
店内に入ったあるお客(Aさんとしましょう)が
店員さん達に放った言葉・・・

「おい!早く片付けろよ!!」

という怒声。

Aさんは店員さんに空いた席を
片っ端から片付けて、早く席を案内しろ!
と言っていた様子。

ただ店員さん達がやる仕事は片付けだけ
ではありません。片づけを含めて、
誰しもが必死に対応されているのです。

この光景を目の当たりにしたとき、
このAさんは、客でも何でもない、
まして神様であるハズがない!
と思いました。

いわゆる、
こっちは金を払う客側なんだぞ!!
という高圧的な態度をとる人物です。

サービス産業の占める割合が高い
日本において、私たちは、
サービス提供者側に立つこともあれば、
サービス提供を受けるお客さん側に立つ
こともあります。

このAさんは、自分がサービス提供者
側にいるとき、自分と同じような態度を
お客さんにとられたら、嫌な気持ちに
なることを想像できないのでしょうか。

日本はしばしば、サービスが過剰すぎると
言われることがあります。
ある意味、これが日本的な良さであるとも
言えますが、今回のAさんのようなお客
にまで、丁寧な対応と接客サービスをする
必要があるのか疑問です。

こういうAさんのような人には、
サービス提供を断る判断が必要だと
思うからです。

もちろん、店員さん達が勝手に断る
判断はできません。
これは、経営側で真剣に考えるべき
事柄だからです。
これこそ、まさに働く人達の
環境整備に繋がります。
こうした対策をしなければ、
サービス提供者側(店員さん達)の
心が折れてしまいます。

順番を待ちながら、そんなことを
思った日でした。

そして、タイトルに戻すと、
人の振り見て我が振り直せ、
ではありませんが、
改めて、
「客としての品格」
を身につけた客でありたいと
自分に誓った日でした。


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佐藤 正欣

佐藤 正欣

SRC・総合労務センター 特定社会保険労務士。株式会社エンブレス 代表。専門は人事・労務。

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