自分の“できていないこと”と“できていること”と・・・

社労士の試験勉強に限らず、資格試験の勉強というもの全般にいえることだと思うのですが、勉強をしていく中で、最初のうちは中々、過去問題や答練といったものを解いても、正答率が上がらないものです。

これが続いてしまうと、段々と嫌になってしまい、ヤル気が萎えてしまうことになるのですが、萎えてしまう根底に「何で自分はできないんだろう・・・?この前、覚えたはずだったのに・・・もう忘れている。」といったような感情があります。確かに試験をパスするために勉強をしているので、焦る気持ちや、できないことに対する自分への腹立たしさが出てくるのは当然だと思います。

こうした状況に陥ったときは、ぜひ一度深呼吸をしてください。そして、できない!と焦る前に、自分がこの勉強を始める前と、後を冷静に比較してみます。

ここでのポイントは、比較したときに「できていないこと」を数えるのではなく「できるようになったこと」を数えて書き出していくことです。これは決して現実逃避ではありません。まず、自分がしている勉強の成果について自分自身が認めて(肯定して)あげなければ心が折れてしまうのです。

資格試験の勉強を始めたばかりの頃は、テキストに書かれている大部分の内容がチンプンカンプンであったのが、どういった内容のものであるのか?とか、何を言いたいのか?ということは解るようになってきていると思います。ココを素直に自分自身で認めてあげるようにしましょう。

その上で、いまできていないこと(今後すべきこと)を考えていくのです。

このプロセスを経ずに、できていないことばかりを列挙していくと、どんなにプラス思考で頑張っていても疲れてしまいます。結果的に自分で自分のヤル気を失くしてしまうことになってしまうのです。

これは資格試験の勉強に限らず、大きく捉えれば仕事や人生についても言えることではないかなぁと私は思います。先ばかりを見過ぎて、自分ができていないことばかりを不満に感じ嘆く。
先を見ることも大切だけど、その来た道のりがあって今があります。まず現状に、周囲に感謝をして、(例えば10年前の自分から)今に至るまでの自分を比較し、成長できている自分を認めてあげることをしなければ自分というものの存在を見失ってしまいます。


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佐藤 正欣

佐藤 正欣

SRC・総合労務センター 特定社会保険労務士。株式会社エンブレス 代表。専門は人事・労務。

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