社員もパートもみずから動き出す「心の報酬」の与え方

経営全般

社労士仲間の中 昌子(なか しょうこ)さんが、2月2日に初の著書を出版されます。
以前も、このブログでラジオ出演の際にご紹介しています。

本のタイトルは、今日の表題にも掲げましたが、

「社員もパートもみずからが動き出す『心の報酬』の与え方」です。

本の著者である中昌子さんの経歴が凄いのです!

主婦パートとして、あるスーパーに関わることから始まる訳ですが、
そこから、店長に抜擢されます。

店長として、

  • 店舗の売上に繋げるためには何をしたら良いのか?
  • そこに働く人間の働きがいをどうあげていくのか?

単なる数字上の売上至上主義ではなく、働く人に焦点をあてて
組織力を高めるシステムを構築されていきます。

これを中さんは・・・、
「真の顧客満足を生み出せるのは、『働く喜び』を感じられる従業員だけなのだ!」
と語っていらっしゃいます。

  • 社内MVP制度をつくる
  • 成長する上司の姿を見せる
  • 褒めるより叱る方を真剣に etc・・・

金銭的インセンティブは、有効な面がある一方、これだけでは長続きしません。
ある研究では、インセンティブを持たせて賞与を支給したとしても、
その持続効果は3日でしかない。
働く職場の人材育成こそが組織強化に繋がるんですね。

アメリカ企業のように、仕事基準の報酬ではなく、ヒト基準で報酬を
支払ってきた日本企業であればなおさらです。

最近、アメリカナイズされ過ぎて、どこも仕事基準へとシフトする
動きが見受けられますが、単に人件費削減が前面に出てしまって
いるような気がしてなりません。

そして、何となく悲しいですね。
日本企業の良さを、自ら捨てているような感じがして・・・。

人材育成しながら、企業の戦力化を図る。
そして、そこに働いている人達に、その企業で働いていること、担っている仕事の喜びであったり、誇りを感じてもらうようにする。

王道のようですが、これが真の人材育成だと私は思っています。

しかし、王道でありながら、これを実行していくことが難しい。
困難がつきまといます。
時間もかかるからです。

そこで、「働く喜び」を軸にした人材育成の方法を知りたい方に、
自信を持っておススメする1冊です(^-^)

お近くの書店・Amazonで購入可能です。これをご覧になった方はぜひ!!


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佐藤 正欣

佐藤 正欣

SRC・総合労務センター 特定社会保険労務士。株式会社エンブレス 代表。専門は人事・労務。

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