気が付けば6月・・・「マイナンバー」制度の導入まで、4か月になりましたね。
内閣府のCMをはじめ、色々な場面で「マイナンバー」の文言を目にする機会が多くなってきていますが、言葉ばかりが先行して、「マイナンバー」制度の詳細まで把握している方は少ないのではないでしょうか。
利用する場面が多くなる企業でさえも、この詳細を把握し、制度導入までの対策をとっている会社は少ないと推察されます。そこで、制度が導入されるまでの間、定期的に当ブログからも情報発信をしていきたいと思います。
この「マイナンバー制度」は、実務の現場に大きく影響してくるであろう制度です。対策が後手にまわり、制度導入後に慌てぬよう、特に企業の方々においてご参考いただければ幸いです。
今回は、“マイナンバー”に関して様々な書籍が出されていますが、その中でお勧めの本をご紹介したいと思います。
当たり前ですが、マイナンバー制度自体がこれから始まる制度であるため、まだまだたくさん未知の部分があることは否めません。また、様々な新しい情報が矢継ぎ早に出され、情報過多に陥っている点も否めません。
このような状況のなかで、とりあえず、会社が対応すべきことを整理するための参考書として、次の3冊を個人的にお勧めしたいと思います。
人事・労務に携わる現場の担当者目線で書かれているこの本は、事例を交えた解説になっているので、まず何をしていかなければならないかを掴みやすいと思います。また、フローをはじめ、現場で使える書式等が入っている点もおススメです。
マイナンバー制度の基本的な知識が押さえられます。また、制度が始まることで、会社が受ける影響等について、わかりやすく書かれていると思います。制度の全体像がまだ把握できていない現場担当者の方におススメです。
安全管理措置ガイドラインに沿った形で、特定個人情報の基本方針や規程例・体制整備のチェックリストなどが編集されています。個々の規程例の解説が詳細にされているので、一通りマイナンバー制度について理解されている方は、この1冊でさらに整理することで、具体的な運用方針や規程の体制構築が見えてくると思います。